TOEICの試験は毎月行われているため、いつ勉強を始めても変わらないと思っていませんか?
実は、TOEICには勉強を始めるのに最適な月が1年の中で2回あります。
それが3月と12月です。
その理由は、このタイミングで勉強を始めると、途中でだらけることなく試験本番まで集中して勉強に取り組むことができるからです。
つまり、3月か12月にTOEICの勉強を始めると、効率的に学習できて、高得点が取りやすくなるとも言えます。
何をばかげたことをと思われる方もいらっしゃると思いますが、今まさにTOEIC勉強を行っている私は本気でこう思っており、大真面目で書いています。TOEIC勉強に挫折した経験のある方、今まさに挫折しそうな方も参考になるかと思います。
今回はなぜ3月と12月に勉強を始めると勉強に集中できるのかという理由を説明した後に、勉強方法の例も紹介していきますね。
それではいってみましょう!
TOEICはいつから勉強を始めたらいいの?3月と12月が最適な理由
まず前提として、TOEIC試験までの勉強期間は3ヶ月です。
3ヶ月という期間は、中期的に物事に取り組むのに最も適した長さだと言われています。
確かに、例えば正月に決めた1年の抱負も、5月にはすっかり忘れてしまっていたりしますよね?4ヵ月以上物事を継続するということは、想像以上に難しいことなのです。
3ヶ月勉強し続けるのも大変
ところが実は、3ヶ月間勉強を続けるということも、なかなかに難しいことでもあります。
実際に、今あなたには3ヵ月一度も休まずに勉強しているものがありますか?
もしあったら大したものです。ほとんどの人は「無い」と答えるのではと思います。
TOEICの場合は試験という大義名分があるため、まだ勉強を続けやすいのですが、それでもだらけてしまう期間が発生します。それが2か月目です。
- ヶ月目⇒勉強開始直後でやる気満々
- ヶ月目⇒刺激が無くだらだら
- ヶ月目⇒試験直前で追い込まれる
勉強開始1ヶ月目は始めたばかりなのでやる気にあふれています。むしろ必要以上に勉強してしまうのがこの時期です。
そして3ヶ月目も試験直前というプレッシャーに追い込まれて、やる気が出ますよね。
ここで問題となるのが2か月目。この刺激も何もない2か月目はマジでだらけます。つまり、この2か月目をいかに乗り越えるかがTOEICで高得点を取るためのキモなのです。
12月か3月に始めれば魔の2か月目を乗り切れる
勘のいいひとはお気づきでしょうか?
この12月と3月というスタート時期は、ちょうど1ヶ月が終わった頃に心機一転勉強に取り組めるようなイベントが用意されています。
それが新年と新年度です。
- 新年=正月ゆっくり休んで、新年の抱負と共に頑張れる
- 新年度=環境の変化があり、気分一新して取り組める
12月にTOEIC勉強を始めた方は、1ヶ月たってだらけて来た頃に正月を迎え、きっと新年の抱負には「2月のTOEIC試験頑張るぞ!」なんて書くことでしょう。
3月にTOEIC勉強を始めた人は、2か月目に4月の新年度を迎えます。学生ならば入学、進級。社会人ならば新入社員が入ってきたり、環境の変化によって心機一転できる時期ですよね。
これらの心機一転してやる気を取り戻してくれるイベントを勉強2ヶ月目に持ってくることにより、TOEIC試験までの3か月間息切れすることなく勉強を続けることができるようになるのです。
誕生日の1ヶ月前に始めるのもおすすめ
1年の中で心機一転できるタイミングというものは人によって他にもあると思います。
例えば誕生日なんかもそうですよね?
ここから1年いい年にしよう!ということで気分一新やる気が出てくること間違いありません。
他にも、何かの記念日や引っ越しのタイミングなどといったイベントを2ヶ月目にもってくることも効果的です。
TOEIC試験までの勉強スケジュール
最後にTOEIC試験までの3か月間の勉強スケジュールを参考までに紹介します。
私はTOEIC815点の他に中国語のHSK6級(まあまあ高いレベル)を取得しており、これからタイ語検定に取り組もうとしているところです。
これから紹介するのは、これらの語学遍歴の中で編み出した「効率的に語学試験に合格する」ための勉強法で、この方法を行えばTOEIC600点ぐらいなら誰でも取れるようになるのではと思っています。
その3か月間の勉強スケジュールがこちらです。
- ヶ月目=単語と文法の基礎を勉強
- ヶ月目=模試を受けてそれを復習
- ヶ月目=再度模試。不正解部分を勉強
順に説明していきます。
1ヶ月目:単語と文法の基礎を勉強
最初の1ヶ月は単語と文法をざっと勉強していきます。模試に向けて基礎力をつけていくイメージです。
具体的な勉強方法は金のフレーズを1日30単語とEnglish Grammar in Useを1日5ページ。合計勉強時間は30~40分程度です。
金のフレーズは通勤電車の中などの移動時間に勉強できるため、体感的にはもっと短く感じると思います。
上記のペースで勉強を続けると、一ヶ月でちょうど一周終わります。
それぞれの参考書の詳細は下記記事を参照してみてください。
2ヶ月目:模試を受けてそれを復習
2ヶ月目に入ったら、まずTOEIC公式問題集を1回解きます。
しっかりと2時間計って、本番さながらに行ってください。
公式問題集を解き終わったらすぐに採点して、その後の1ヶ月間はこの公式問題集の復習を行います。
この時点ではまだヒアリングが聞き取れなかったり、文法問題が難しかったり、長文が終わらなかったりすると思いますが大丈夫。復習を行っていくうちにだんだんできるようになってきます。
詳しい公式問題集の使い方は下記記事を参考にしてみてください。
3ヶ月目:再度模試を受け、不正解部分を勉強
3ヵ月目に入ったら再度TOEIC公式問題集を解きます(公式問題集には1冊に2試験分収録されています)。
今回の模試も本番同様しっかりと時間を計って行ってください。
この1か月間でかなり英語力が高まっているという事を実感できると思います。恐らく採点結果は既に目標に近い点数に達しているのではないでしょうか?
ここから試験本番までの1ヶ月間はダメ押しで今回間違えた部分だけを勉強していきます。
例えばパート5に不正解が多かったらパート5に特化した参考書を買って解くといった感じです。
パートに特化した参考書はこの特急シリーズがおすすめ。TOEICテクニックも載っており、試験直前にやっておくとより高得点が狙えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
TOEICの勉強をしたことのある人なら分かると思いますが、この勉強開始2ヶ月目という時期はマジでだらけます。
なかなか勉強をしようという気になれず、ついつい英語学習をサボってしまいがちです。
そんな2ヶ月目にやる気がでるイベントをもってきて、この停滞期を乗り切るという今回紹介した方法は、ばかげたように見えて非常に効果のあるスケジュール組みだと私は本気で思っています。
上手くタイミングの合いそうな方は是非試してみてくださいね。
試験までの勉強スケジュールは下記のようなイメージです。
- ヶ月目=単語と文法の基礎を勉強
- ヶ月目=模試を受けてそれを復習
- ヶ月目=再度模試。不正解部分を勉強
この勉強方法で3ヶ月間、やる気を保って勉強できれば、誰でもそれなりの得点は取れるようになると思います。
TOEICの勉強を始めるきっかけに悩んでいた方は是非参考にしてみてくださいね。
今回は以上です。