英語を勉強する上で、現在完了形でつまづく人って多いと思います。
「過去形との違いは何?」
「経験なの?過去なの?直近の出来事なの?どれ?」
「なんでhaveを使うの?」
現在完了の文を見るだけで色々な疑問が出てきます。
今回の記事ではこの過去形と現在完了形の違いを理解するのに便利なイメージのしかたを紹介したいと思います。
過去形と現在完了形の違い
実際に日常で英語を使ってるとこの2つのニュアンスって結構違って、たとえば「財布を無くしちゃった」という時に、
I lost my wallet. だと「財布を無くしちゃった(でも今は見つかったor新しい財布を持っている)」という意味合いに。
I have lost my wallet.だと「財布を無くしちゃった(今も見つかっていない)」という意味合いになります。
つまり、過去形は過去と現在を分断して考えており、現在完了形は過去と現在を続いたものとして捉えています。
- 過去形=過去と現在は別
- 現在完了形=過去と現在がつながっている
現在完了形のイメージのしかた
過去形は過去と現在がつながっていなくて現在完了形は過去と現在がつながっている。
そう言われてもいまいちピンときませんよね?
そこで、現在完了形を理解するためのイメージのしかたを紹介します。
そのイメージは、「現在完了形は過去を大切に持っている」です。
例えば、I have lost my wallet. という現在完了形の文では lost my wallet という過去をいまだに have(持って)います。
そのため、財布を無くした過去をいまだに持っているから、まだ見つかってもいない、財布を無くしたままの状態を表すことになるのです。
経験を表す現在完了形も同様にイメージできます。
I have been to Hokkaido.(北海道に行ったことがあります)
この文でも been to Hokkaido という過去を大切に持っている。その経験に愛着を感じ、未だに抱えているという状況から、経験したことがある、行ったことがあるというニュアンスがイメージできるかと思います。
このように「過去を大切に持っている」とイメージすることで、現在完了形のニュアンス、過去形との違いを実感として理解することができるようになります。
「この場合現在完了形だっけ?過去形だっけ?」と迷ったら、過去に置いてきたものか、いまだに大切に持っている過去なのかを考えてみて、置いてきていたら過去形、まだ大切に持っていたら現在完了形だとイメージしてみてください。
きっとスムーズに使い分けることができるようになると思いますよ。是非お試しあれ。